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みなとシティバレエ団のレッスンに参加する安井悠馬さん(奥)=東京都港区
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 大阪で音楽・舞踊担当になって1年。バレエの取材を関西ではじめ、驚いたことがある。

 プロのダンサーでも踊るだけで生活が成り立つ人は一握り。多くがアルバイトをする。舞台に立てる年齢は限られ、けがでダンサー生命を絶たれるリスクもあるという。

 そんななか昨年末、あるバレエ団がSNSに「正社員ダンサーを募集」と投稿していたのを見つけた。公演ごとに報酬を払うバレエ団が多いなか、正社員として月20万~35万円の給料を支払う。契約期限もない。

 話を聞こうと、東京都港区の「みなとシティバレエ団」に向かった。

 5年前に設立され、約30人のダンサーが所属。これまでダンサーと業務委託契約を結んできたが、この春、関連会社の正社員として団内外から5人を採用したという。

 安井悠馬さん(27)は通常…

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