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【動画】福岡・柳川の水田に墜落したヘリ=飯野祐平撮影

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ヘリが墜落した現場は、青いシートで覆われていた=2024年7月28日午後6時59分、福岡県柳川市、朝日新聞社ヘリから、日吉健吾撮影
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 28日午後4時10分ごろ、福岡県柳川市昭南町の農地に、小型ヘリコプターが墜落した。県警や市消防本部によると、ヘリは炎上。火は約50分後に消し止められたが、ヘリ内から2人の遺体が見つかった。運航する「エス・ジー・シー佐賀航空」(佐賀市)によると、いずれも男性の操縦士(50)と整備士(70)が乗っていたという。

 国土交通省は航空事故と認定し、運輸安全委員会が調査官を派遣して事故原因などを調べる。

 佐賀県などによると、ヘリは午後3時50分ごろ、大分県日田市のサーキット場を離陸し、佐賀空港に着陸予定だった。約20分後、ヘリから管制に「佐賀空港に着陸に向かう」との無線交信があった後、連絡が途絶えたという。

 佐賀航空によると、ヘリは2008年製の米ロビンソン社の4人乗り。今月18日に航空法で定められた検査を終えていたという。

サーキット場では27~28日、車の耐久レースが開かれており、来場者をヘリに乗せて上空を3~5分飛行する遊覧飛行が実施されていた。両日で計25回飛行したという。

 墜落現場は佐賀空港の東約6㌔にあり、有明海沿いに田んぼが広がる地域。現場を訪れた会社員男性(44)は「普段この辺りは全然人は通らない。とはいえ少し行けば民家はあるし、怖さを感じる」と話した。

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