兵庫県洲本市の山中の県道脇で7日に女性の遺体が見つかり、県警は9日、西宮市に住む会社員の清水成洋(しげひろ)容疑者(62)を死体遺棄の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認め、女性は妻だと説明しているという。
捜査1課によると、逮捕容疑は今月2日から7日午後0時半ごろまでの間に、洲本市由良町由良の県道「南淡路水仙ライン」ののり面に、年齢不詳の成人女性の遺体を遺棄したというもの。
7日午後0時半ごろ、ガードレールの外側に女性がうつぶせで倒れているのを通行人が見つけ、110番通報した。
女性は衣服や靴を身につけておらず、所持品もなかった。腐敗が進んでいたという。司法解剖の結果、死因は不詳で、県警は身元の確認を進めている。
8日朝、清水容疑者は上司とともに西宮署に出頭。「洲本の件は私です。妻を殺しました」と話し、2日に遺体を自家用車で運んだ、と説明したという。
県警は、清水容疑者が女性の死亡にも関与した疑いがあるとみて調べている。