(21日、第107回全国高校野球選手権大会準決勝 日大三4―2県岐阜商 延長十回タイブレーク)
日大三の2年生4番打者が力を発揮した。「相手は応援もすごくて勢いがある。先制したかった」と田中諒。一回1死二、三塁から変化球を振り切ると、強い打球は遊撃手のグラブをはじく適時打になった。「僕の守備、走塁は底辺」と自虐気味に言うが、八回は好走塁で同点の生還。足がつって退いたものの、「甲子園は楽しい」。計3安打で決勝へ弾みをつけた。
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