年金手帳と年金振込通知書(画像の一部を加工しています)

 公的年金の加入者が亡くなった際、残された家族が受け取る遺族年金が見直されます。このほど制度改正を盛り込んだ法律が成立しました。読者の方々からの声も踏まえ、新制度の内容について読み解きます。年金額の試算も紹介します。

連載「Sundayマネー」

税金や保険のしくみ、年金制度改革、資産形成のポイント、投資や相続の落とし穴――。「Sundayマネー」では、難しくなりがちなお金の話を、消費者の視点や政策の動きなどを踏まえてわかりやすく伝えます。

 厚生年金に加入している配偶者が亡くなるなどした場合は、遺族厚生年金の受給対象となる。

 今の制度では、子(18歳の年度末に達するまで、以下同)がいる場合、女性(妻)は30歳未満だと、おおむね生涯受給できる。30歳以上の場合も生涯受け取れる。

記事後半では、遺族厚生年金の見直しの内容について、グラフィックを使った動画解説が見られます。

 子がいない場合は、妻は30…

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