感謝状をもらった城西大付属川越高校生7人。前列左から小林遼紀さん、吉田悠希さん、同右から森怜さん、設楽悠斗さん。後列左2番目から鈴木徹志さん、辻本颯太さん、矢島稜大さん。前列中央は塩原克利・新座警察署署長=2024年5月15日午前10時22分、新座署、恒川隼撮影
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 迷子になった小学2年生を自宅まで送り届けたとして、埼玉県警新座署は15日、城西大学付属川越高校3年でサッカー部員の吉田悠希さん(17)ら7人の高校生に感謝状を贈った。

 3連休の中日だった4月28日の午後2時ごろ。吉田さんら7人は、新座市の新座総合技術高校でサッカーの試合を終えてバス停で待っているところだった。

 「お姉ちゃん!」

 道路を挟んだ向かいの歩道で泣いている男の子を見つけた。最初は子ども同士のけんかかと思ったが、あまりにも激しく泣いていたため、7人は歩道橋を渡って声をかけた。

 聞くと、買い物に来て姉とはぐれたのだという。「学校まで行けば家が分かる」とも話したため、7人は地図アプリを頼りに男の子の通う学校へ向かった。

 最初は警戒して名前も教えてくれなかったが、野球やアニメなど男の子の好きな話を続ける中で次第に笑顔も見せてくれるようになったという。

 30分ほど一緒に歩いたとこ…

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