支持する政党は…/どの候補者に投票?

 6月22日に投開票された東京都議選で、自民党は前々回の2017年を下回る「歴史的惨敗」を喫した。投開票に合わせた朝日新聞社の出口調査では、自民支持層の自民候補への投票が大きく減ったことが明らかになった。無党派層による投票も減っており、こうした傾向は、安倍晋三首相(当時)を直撃した森友学園、加計学園の問題を受けて歴史的大敗を喫した前々回2017年よりも強い。

 投票者数に占める自民支持層は21%で、前回21年の28%、17年の26%を下回った。その自民支持層の投票行動をみると、自民候補に投票したのは53%で、支持層全体が細った上に、半数超にとどまった。21年は70%、17年は67%だった。

 自民支持層の無所属候補への投票は14%で、21年の3%、17年の4%を大きく上回っており、裏金問題で自民公認を得られず、無所属で立った6人の候補者に、自民支持層の一部が投票したとみられる。ただ、自民系無所属候補への投票を考慮してもなお、自民支持層の自民候補への投票はかなり低い。

 自民支持層の投票が自民に次…

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