米トランプ政権による関税の引き上げによって、日本から米国に輸出している農林水産物・食品にどのような悪影響が出るのか、農林水産省が分析結果をまとめた。24日にあった自民党の農産物輸出促進対策委員会に報告した。
日本から全世界への農林水産物・食品の輸出額は、2024年は約1.4兆円(少額貨物のぞく)で、米国はそのうち2割弱を占めた。農水省は輸出額を30年に5兆円まで増やす目標を定めている。
農水省の報告によると、昨年の米国への品目別輸出額で最も大きかったのはアルコール飲料の265億円で、ブリが229億円、ホタテ貝が191億円で続いた。緑茶も161億円、牛肉も135億円で大きかった。
生産者や事業者に、現在生じ…