金星周回軌道投入に再挑戦する「あかつき」のイメージ=JAXA提供

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は18日、金星探査機「あかつき」の運用を終了したと発表した。

 2024年4月から通信できず復旧が見込めなかったことと、設計寿命を大幅に超えて運用段階に入っていたことから、運用を終了することにしたという。

 あかつきは、いわば金星版の気象衛星。2010年に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、その年の軌道投入は主エンジンの破損で失敗したが、再び金星に近づくのを待って、15年に金星を回る軌道に入った。

探査機「あかつき」が撮影した金星=JAXA提供

 あかつきは8年以上にわたり…

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