南米コロンビアの首都ボゴタで6月、政治集会に参加中に銃撃されたミゲル・ウリベ上院議員(39)が11日、病院で死亡した。病院関係者が発表した。ウリベ氏は、来年の大統領選に立候補する意向を示していた。
ウリベ氏は1978~82年に大統領を務めたトルバイ氏の孫。コロンビアの保守系の最大野党に所属しており、現政権に反対する有力な候補者だった。
6月7日、ボゴタであった政治集会の演説中に銃で撃たれ、意識不明の状態が続いていた。事件に関わったとされる15歳の少年を含む複数人が逮捕されている。
ルビオ米国務長官は11日、「深い悲しみを覚える。容疑者の処罰を求める」とX(旧ツイッター)で述べた。ウリベ氏の妻は同日、自身のSNSで「愛する人、安らかに眠って下さい。私が子どもたちを守るから」とのメッセージを投稿した。