今年7月3日午後8時半過ぎのブリュッセルの様子。昼間のように明るく、人々がテラスで飲食を楽しんでいる=森岡みづほ撮影

@ブリュッセル

 ブリュッセルで暮らしていて不便なのが、店が夜早く閉まることだ。スーパーなどは午後7時か8時に閉まる。日本のコンビニやカラオケのように深夜まで開いている店は少ない。

 それなのに夏は日が長い。高緯度に加え、サマータイムで1時間進んでいるので、午後6時に仕事を終えたら4時間くらい明るさが残っている。この長すぎる夕方を欧州の人たちはどう過ごしているのだろう。もしや在宅で働いているのか。

 長い夏の夜の楽しみ方の答えを一つ教えてもらったのが、5月31日、エリザベート王妃国際音楽コンクール最終日の取材の時だ。

 若手音楽家の登竜門といわれ…

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