長谷川岳参院議員

 北海道計画推進課が、国の予算成立時などに、関係部局の部長から長谷川岳参院議員(北海道選挙区)にお礼の連絡を入れるよう全庁的にメールで依頼していた問題で、道は15日、依頼の回数や送信先などを明らかにした。昨年11月から今年3月にかけて計3回、35人の担当者に送っていたという。

 同課によると、依頼メールを送ったのは、2023年11月の23年度補正予算成立時、同年12月の24年度予算案の閣議決定時、24年3月の24年度当初予算成立時。以前から複数の部長職が長谷川議員にお礼を伝えており、関係部局からタイミングなどの問い合わせがあったため、同課で情報を共有した方がよいと判断。関係する部局の課長補佐や係長にメールを送ったという。

 同課が依頼の対象とした部長職は23人で、このうち1回目と2回目は各14人、3回目は13人が依頼に応じていた。

 特定の議員へのお礼を全庁的に依頼することについて、鈴木直道知事は「適切ではない」としており、道は今後、改める方針。

 長谷川議員については、道や札幌市の職員に対し、威圧的な言動を繰り返していたとの指摘がある。長谷川議員は指摘を受け、「強すぎる、ストレート過ぎる表現があった」「反省している。改めたい」としている。(長谷川潤)

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