2015年に長野県佐久市で中学3年の和田樹生(みきお)さん(当時15)がはねられて死亡した事故をめぐり、和田さんを救護する前に数分間コンビニに寄ったことで道路交通法違反(ひき逃げ)の罪に問われた男性被告(52)の上告審で、最高裁第二小法廷(岡村和美裁判長)は来年2月7日に判決を言い渡すと決めた。
一審・長野地裁は、飲酒発覚を免れるためにコンビニに寄ったのは救護義務違反にあたると認めて懲役6カ月としたが、二審は「救護義務を果たす意思は失っていなかった」として無罪とした。第二小法廷は今月13日、二審の結論を変えるのに必要な弁論を開いた。