(第77回春季関東地区高校野球茨城県大会準決勝、藤代1―5常総学院)

 常総学院が3年連続の関東大会出場を決めた。立役者は、主将で先頭打者の浜崎伶央(3年)。初回、いきなり安打を放ち、先制の生還を果たす。五回は適時三塁打。いずれも早いカウントからの積極的な打撃でチームを盛り上げた。

 勝負強さを発揮したのは、1点を返された後の七回。嫌な流れの中、どうしても追加点が欲しい好機の場面で、今度は一転、じっくり選球して、2点適時打を放った。

 この日は3安打3打点。浜崎は「自分が先頭に立って結果を出せば、周囲もついてきてくれる。大会3連覇に向けて、しっかり準備していく」と5日の決勝への意気込みを語った。

 島田直也監督も「リードオフマンとしての役割を果たしてくれた。準備して、自分の仕事をしてくれたと思う」と主将の活躍をたたえた。

 【経過】常総学院は投打がかみあって快勝。一回、佐藤の適時打で先制し、その後も着実に加点した。投手陣は野口が六回途中まで投げ、被安打1の好投。藤代は六回、小嶺の適時打で1点を返し、七、九回も好機を作ったが、及ばなかった。

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