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 関西経済連合会の副会長に、関西電力の森望社長(61)とNTT西日本の小林充佳相談役(66)が就く人事が内定した。両社とも極めて重大な不祥事を起こして多くの人に損害を与え、経営者が引責辞任している。経済界のリーダー役の一角に、関西財界はなぜ2人を選んだのだろうか。

 「いい人事だ」。関経連の松本正義会長(79、住友電気工業会長)は3月19日の会見でこの人事を発表し、こう語った。両社は「(不祥事への)対応はきっちりとやっていると思う」とも話した。

 関電の森氏を選んだのは「広域に影響がある会社で、(不祥事への対応に)ある程度めどがつけば、もっと積極的に社会貢献していただきたいと思っていた。森さんの今までの経験、見識を関西の経済のために生かしてほしい」とした。関電の経営者が副会長になるのは、2019年10月に金品受領問題で八木誠氏(74)が退いて以来、4年半ぶりとなる。

 NTT西の小林氏については…

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