開幕から1カ月の節目を迎えた大阪・関西万博で13日、韓国の文化や歴史を発信する「ナショナルデー」があった。
大阪市此花区の万博会場では、午後に江戸時代に朝鮮王朝が日本に派遣した外交使節団「朝鮮通信使」を模したパレードが、韓国館の前から出発。青や黄など、色とりどりの宮中官服をまとった隊列が笛の音色に合わせ、太鼓を打ち鳴らしながら、万博のシンボル「大屋根リング」に沿って約500メートルを練り歩いた。
会場内ではKPOPアイドルのライブや伝統音楽のステージも企画され、会場を盛り上げた。
パレード後の式典では韓国政府を代表し、安徳根産業通商資源部長官が登壇。今年が日韓国交正常化60周年であることに触れ、「この万博が、韓国と日本が今後50年の未来社会をともにリードする起点となることを祈念します」とあいさつした。