高浜原発1号機(手前)と2号機=2024年11月8日、福井県高浜町、朝日新聞社ヘリから、筋野健太撮影 電力大手でつくる電気事業連合会は12日、関西電力の福井県内の原発で出た使用済み核燃料のフランスへの搬出量を約400トンに増やすと発表した。プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料の再処理実証研究に使う。電事連と関電は2027~29年度に約200トン搬出する計画を23年に公表していた。 電事連によると、実証研究は、使用済みのMOX燃料の再処理技術の早期確立などを目指すためのもので、再処理の委託先である仏オラノ社から数量を増やす提案があったとしている。 電事連の担当者は「電力業界…