記者会見で話す自民党の森山裕幹事長=2025年9月6日、鹿児島市真砂町の党鹿児島県連、田嶋慶彦撮影

 自民党内の総裁選前倒しを求める動きに対し、石破茂首相(党総裁)の周りで衆院の解散論が浮上していることについて、自民党の森山裕幹事長は6日、鹿児島市での記者会見で、解散は首相の専権事項とし「首相が考えること。そのことに尽きる」と述べた。

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 総裁選をめぐっては、鈴木馨祐(けいすけ)法相や麻生太郎元首相など、閣内や首相経験者からも前倒しを求める声が出ている。森山氏は「いろいろな意見があり自民党らしい」と言及。「その中でどう選択をしていくかという自民党の文化は良い文化だ」と述べた。

 自民党は8日に総裁選前倒しの是非を決める手続きを行い、国会議員295人(衆参議長を除く)と47の都道府県連の代表者を合わせて、過半数(172人)の要求があれば前倒しが決まる。

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