Smiley face

兵庫県・永田大翔さん(小5)からの質問

 ののちゃん 雑草っていろんなところに生えてるよね。抜いても抜いてもまた生えてくる。

 藤原先生 そうだね。どんなところで見かけるかな。

 のの 校庭にも公園にも畑にも、道路にも。スポーツをするのにも、野菜や果物を育てるのにも邪魔になってる。

 先生 言い換えると、人間がつくりかえてしまった土地に、望まれずに生まれてくる植物ということ。

 のの そう聞くと、なんだかかわいそう。

 先生 昔、人間は暮らし始めた土地で、役に立つ植物を作物として育てるようになった。でもそれ以外の植物は、人間の環境に合わせて育ち、雑草として自然に生えるようになっちゃった。作物と野生植物の間の存在ね。

 のの 人間のせいでつくられたのに、人間に嫌われてるんだ。それにしても、嫌われ続けてもしぶとく生えるのはなんで。

 先生 いろんな理由があるよ。一つは種が眠る特性があること。それに、環境が整っても、全ての芽が出るわけじゃないの。だから例えば、雑草の花がかわいいからって育ててみようとすると意外に難しいことがある。

 のの バラバラに生えてくるんだ。やっかいだけど、賢いね。種が土の中で長持ちするなら、抜いても抜いても生えてくるな。

ののちゃんは、朝日新聞に連載されている漫画の主人公で、小学3年生。学級担任の藤原先生を相手に、身の回りの不思議を質問します。聞いてほしい疑問はこちらへ。[email protected]

 先生 100本中99本やっ…

共有
© 2024 Japan Today. 無断転載を禁じます。