韓国大統領府は7日、李在明(イジェミョン)大統領がカナダで15~17日に開かれる主要7カ国首脳会議(G7サミット)に招待され、出席する予定だと明らかにした。4日に就任した李氏の外交デビューの場になる見通しで、トランプ米大統領や石破茂首相との初の対面での会談が実現する可能性がある。
李氏はかつて米国や日本に対する厳しい発言もしていたが、最近は米韓同盟や日米韓協力の重要性を強調し、日本を「重要なパートナー」と位置づけている。「国益中心の実用外交」を掲げるなか、G7の場での対応が注目されている。
一方、李氏は6日夜にトランプ氏と電話で協議し、米韓同盟の発展のために緊密に協力していくことで一致した。就任後初の外国首脳との電話協議で、韓国大統領府によると協議は約20分間だった。米国による関税措置の問題については、双方が満足できる合意が早期に行われるよう努力するとした。
トランプ氏は李氏の大統領選勝利を祝福し、李氏は謝意を示した。トランプ氏は李氏を米国に招待し、国際会議の場を含め早期に会うことでも双方が一致したという。