Smiley face
写真・図版
大統領選の選挙運動が始まった2025年5月12日早朝、生鮮市場を訪れた金文洙氏(右手前)=ソウル、清水大輔撮影
  • 写真・図版

 韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)前大統領の罷免(ひめん)に伴う大統領選の選挙運動が12日から始まった。選挙戦は世論調査でトップを走る進歩(革新)系最大野党・共に民主党の李在明(イジェミョン)前代表(60)と、曲折の末に保守系与党・国民の力の公認候補となった金文洙(キムムンス)前雇用労働相(73)を軸に展開される見通しで、6月3日に投開票される。

  • 【そもそも解説】韓国大統領選、どうやって選ぶ? 今回の注目点は?

 与党の混乱を受け、保守系野党・改革新党の李俊錫(イジュンソク)議員(40)がどこまで支持を受けるかも注目されている。

 李在明氏はソウル中心部の広場で遊説をスタートする予定だ。非常戒厳を出した尹氏の弾劾(だんがい)・罷免に金氏が一貫して反対したことから、金氏や与党を「内乱同調勢力」と批判し、追及していく構えだ。

 また、中道層を取り込むために政策は民生の向上や経済成長などを中心に訴え、世論調査で示された大幅なリードをさらに固めたい考えだ。

 与党の金氏は「反李在明」を…

共有