メディア関係者が主催する討論会に出席した金文洙(キムムンス)前雇用労働相=2025年5月8日、ソウル、貝瀬秋彦撮影

 6月3日の韓国大統領選に向け、保守系与党・国民の力の公認候補の金文洙(キムムンス)前雇用労働相が5月8日午前に記者会見し、無所属で立候補を表明した韓悳洙(ハンドクス)前首相との保守系候補一本化について、選挙運動が始まった後に実施することを提案した。

 与党執行部や韓氏は候補者登録最終日の11日までの一本化を強く求めているが、事実上、拒んだ形だ。一本化をめぐる動きは不透明感を増している。

 金氏は会見で、一本化への圧力を強めている党執行部の動きについて「強制的な一本化は(私を)引きずり下ろそうとする作業だ」と批判。一本化の相乗効果を検証するため、金氏と韓氏が候補者登録をして選挙運動をしたうえで、14日に討論をし、15~16日に世論調査をして一本化することを提案した。

 一方の韓氏は7日の会見で…

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