韓国をはじめアジア映画を中心に上映してきた大阪・ミナミのミニシアター「シネマート心斎橋」が10月24日で閉館する。今月24日に同館が発表した。
映画館はミナミのアメリカ村にある商業施設「心斎橋ビッグステップ」内にある。ビッグステップがオープンした1993年に前身の映画館が開館。その跡地で2006年、現在の運営会社であるエスピーオー(東京都)がシネマート心斎橋の経営を始めた。
2000年代以降、韓国映画の人気は右肩上がりで、客の数も増えた。特定の俳優を熱心に追いかけるファンもいて、その多くは中高年の女性たち。新型コロナウイルスの流行直前まで、映画館はアメ村という若者の街の中心にありながら、多くのシニア層を引きつけた。しかし、コロナ禍後は客が元の水準に戻ることはなく、閉館を決めた。
館内のポスターを熱心に撮影…