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保釈され東京拘置所を出る衆院議員の秋本真利被告(右から2人目)=2024年6月20日午後10時10分、東京都葛飾区、野間あり葉撮影
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 政府の洋上風力発電事業をめぐる汚職事件で、国会質問の見返りに「日本風力開発」(東京)の前社長から約7200万円の賄賂を受け取ったとして、受託収賄などの罪で起訴された衆院議員の秋本真利被告(48)=比例南関東、自民党を離党=について、東京地裁は20日、保釈を認める決定を出した。東京地検は決定を不服として準抗告したが、地裁が棄却。秋本議員は保釈保証金2千万円を納付し、同日夜に保釈された。

 秋本議員は2023年9月に東京地検特捜部に逮捕されて以来、勾留されていた。関係者によると、起訴内容を否認しているという。

 秋本議員は19~22年、再エネ海域利用法に基づく洋上風力発電事業をめぐり、日本風力開発の参入に有利な国会質問を同社前社長から依頼され、その見返りに、趣味の競走馬関連の費用として23年までに計約7286万円の賄賂を受け取ったとして起訴された。

 新型コロナウイルス対策の持続化給付金200万円を不正受給したという詐欺罪でも起訴されている。

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