和歌山県白浜町にいる4頭のジャイアントパンダが、28日に中国に返還される。
30年以上にわたって経済効果をもたらした「パンダファミリー」がいなくなるが、白浜は古くから観光産業で地域をもり立ててきた。町の人たちは「パンダだけではない」と前を向く。
町内のアドベンチャーワールドでジャイアントパンダの飼育が始まったのは1994年。商店などにもグッズが並び、人気を博してきた。宮本勝浩・関西大名誉教授によると、約31年間で地域に計約1256億円の経済効果があったという。
地元でも4月下旬に返還が決…