東京の平和どぶろく兜町酒造では、淹れたてのどぶろくを提供しています。
2023 年 3 月 28 日 14:00(日本時間)
無濾過の白濁酒「どぶろく」が復活。 老舗の酒蔵に新しい蔵元が加わり、甘酒の醸造に着手し、果実などの素材を活かした独特の味と香りの商品を生み出しています。
それ以外の日本酒はすべてどぶろく由来と言われています。 見た目が白濁しているのに加えて、飲みごたえはとろみがあります。 また、どぶろくは微発泡のものが多いです。
6月にオープンした東京都中央区の居酒屋「平和どぶろく兜町」では、10リットルの鍋を使って店内で淹れたどぶろくと軽食を提供している。 若酒で知られる和歌山県の酒蔵「平和酒造」が運営。
「どぶろくは古くから作られていますが、なじみのない方も多いと思います」と、蔵元の山本則正さん(44)は語る。 「古くて新しい飲み物を飲むという新鮮な体験を提供したい」
プレーンのほか、ストロベリーやホップなど10種類ほどのフレーバーが70ミリリットル1杯500円~550円。 どぶろくは酒造りの主原料である米粒が残っており、すっきりとした旨みのある味わいです。
「自分の好きな味を作って、手作りする楽しさがあります」と山本さん。 「日本酒を普段あまり飲まない人にもぜひ飲んでほしい」。
人気のクラフトドリンク
酒税法上、どぶろくは「その他の醸造酒」に分類されます。 最低醸造量は年間6キロリットルと、ろ過酒に比べて少ないため、醸造免許の取得が容易です。 醸造者は、風味や香りを加えるためにフルーツやスパイスなどの材料を使用することも許可されています。
日本では酒類の消費と生産が減少傾向にありますが、個性的な商品を生み出す小さなクラフトビール醸造所の人気もあり、どぶろくはますます注目を集めているようです。 どぶろくメーカーも増えています。
東京・神田の居酒屋「日本酒ほたる」は、2016年からどぶろくの店内醸造を始めた。居酒屋の客は主に40~50代の男性会社員だ。 週末は若いカップルも訪れます。
どぶろくサワーなど柑橘系の果汁を合わせたカクテルなど、さまざまな楽しみ方を提案。
居酒屋の店主は「淹れたてのお酒が飲めて、お客様に喜んでいただいています。 “彼らが言う [doburoku] 彼らが期待するよりも良い味。 リピーターのお客様も増えています。」

どぶろくは、居酒屋「日本酒ほたる」の店内タンクで醸造。 どぶろくの瓶詰めも時々売られている。
ラグーンブルワリー(新潟県)は田中陽介さん(43)が社長を務めた今代司酒造を退社し、2021年に設立。
ラグーンブルワリーでは、地元産の米を使用し、「食」ブランドで年間約9キロのどぶろくを生産しています。 日本酒は720ミリリットルのボトルで、価格は2,640円から3,300円です。 入荷と同時に売り切れてしまう商品もございます。
「私たちの製品は、愛好家だけでなく、新しいものが好きな人にもアピールします」と田中氏は言います。
どぶろくの認知度を高める取り組みも功を奏している。
2019年、山口県防府市でどぶろくの製造・販売のワークショップを行う「日本伝統どぶろく研究会」が発足。 日本酒文化のインストラクターを認定し、独自のどぶろくを醸造しています。
2021年からは「日本伝統どぶろくナビ」の認定も開始。
チーズとよく合います
どぶろく初心者向けに、どぶろくと家庭料理の組み合わせ方を、料理研究家の平野有希子さんが教えてくれます。
濃厚な味わいとまろやかな食感がどぶろくに似ているので、チーズとクリームソースの料理から始めるのが良いと彼女は言います。
韓国料理やタイ料理などのスパイシーな料理や、香辛料で炒めた野菜も、どぶろくの優しく泡立つような口当たりで、口の中がすっきりします。
「どぶろくの泡立ちと軽い酸味、お米のとろみと甘みを活かして」と平野さん。