2023年2月、富山県魚津市でますすずし弁当のプラスチック容器に塩漬けマス、米、ササを詰める従業員。
2023 年 3 月 7 日 2:00 日本時間
ロシアのウクライナ侵攻などで木材の輸入が滞り、富山県名物の鱒寿司「ますすし」の木製容器が不足。
不足により、これらの食事の一部のメーカーは、木材に合わないプラスチック製の容器を使用せざるを得なくなりました.
人気の駅弁「ますすずし」は、木製の器の底に敷いた笹の上に鱒の塩漬けと酢飯を詰めたもの。
富山県のますすずしメーカー「たかたや」の高田金郎社長(77)は「木製の器が鱒やシャリの余分な脂や酢をしっかり吸う」と説明する。
これらの木製容器の側面は通常、薄い板で作られています。 富山県の木製容器メーカーの多くは、北海道産の薄板を購入しています。
北海道の木材生産者協同組合の加賀谷正治組合長(73)によると、組合員は松の丸太のほとんどをカナダから輸入していたが、2021年に始まった米国の住宅建設ブームが木材を押し上げた後、ヨーロッパからの輸入に切り替えた.価格。 しかし、主要産地であるロシアやウクライナからの出荷は、一時は完全に落ち込み、最近になって再開した。
富山市の木製容器メーカーは、資材価格が2割高騰したこともあり、約10社からの注文の約半分を断った。
プラスチック容器を代用し続ける魚津のますすずし店「さかな卸とん屋 はりたや」の社長は「早く木製容器に戻したい」と嘆いた。
そんな中、新素材の容器も注目されています。
富山県高岡市の包装資材会社スパックは、蓋と底が木製で側面が紙とプラスチックの混合素材の容器を開発した。 上下の木が中身の余分な水分を吸い取ります。
同社は 2016 年に容器を開発し、2021 年度の取引先は 6 社にとどまったが、2022 年 11 月頃から 10 社から新規受注を受け、現在は生産を拡大している。