店頭の野菜売り場でも存在感を増している根付きレタス。 この写真は、東京都渋谷区の恵比寿ガーデンプレイスにあるセントラルスクエアスーパーマーケットで撮影されました.
2023年1月17日15:30(日本時間)
一部のスーパーの野菜売場では、根付き土付きリーフレタスが定番となり、鮮度が長持ちし、必要な分だけちぎれる手軽さから人気が高まっています。
昨年12月上旬、東京都渋谷区恵比寿ガーデンプレイスのスーパーマーケット「セントラルスクエア」で、リーフレタスが花束のように並べられた姿が見られた。 よく調べてみると、もつれた根がまだ土で覆われており、鉢から取り出したばかりのようだ。
「彼らはとても新鮮です。 食べるときに好きなだけ収穫でき、新鮮なサラダを作ることができます。 スーパーマーケットを運営するライフコーポレーションのチーフバイヤーである小川博之氏は、次のように述べています。 158円から198円までの4種類が販売されています。
レタスは山梨県中央市の農業法人サラダボウルが生産し、「おうちで収穫サラダ」という商品名で販売されています。 首都圏約130店舗のライフコーポレーション全店舗でご利用いただけます。
小川氏は、昨年4月に製品が発売されたとき、その根や土壌が一部の消費者に受け入れられないのではないかという懸念があったと説明した. 意外にも鮮度が良く、保存性が良く、収穫が楽しいと評判で、年間約1億円を売り上げています。
市販されている根付き・土付きレタスは、岡山県笠岡市の農業法人サラ株式会社が2019年から出荷している「サラトリオ」だそうです。 色や食感の異なる3種類のリーフレタスを1つのポットにまとめて植えた商品です。 現在、首都圏と関西圏のスーパーマーケットに出荷されており、価格は約250円です.
植物を育てる土であるピートモスにレタスの種を植え、ポットで約40日間、養液を与えながら育てます。 その後、ポットを袋に入れて発送します。 環境が自動的に制御され、人間のアクセスが制限されている密閉された温室で栽培されているため、害虫や病気を防ぎ、農薬の使用を減らすことができます.

サラトリオのレタスを見せる林義孝さん。
株式会社サラ マーケティング部 部長の林義孝さんは「うちの野菜は瀬戸内海に近い温室で太陽の光をたっぷり浴びているので、根も葉もよく育ちます。 一度食べたら美味しさがわかります。」
水と養分を入れたポットで販売するため、通常のレタスよりも鮮度が長持ちします。 購入後は冷蔵庫の野菜室での保存をおすすめします。 食べると、残りは家庭ゴミとして捨てることができます。 花壇や菜園の土に混ぜて肥料としても利用できます。
栄養士で野菜ソムリエの小島香澄さんは「野菜は根から栄養がとれなくなると、自分の蓄えを消費して生きていきます。 そのことを考えると、根と土があるということは、野菜のおいしさや栄養分が失われにくいということなのです」
また、徹底管理された環境で生産された野菜は、自然に近い環境で屋外で栽培された野菜とは、活力や風味が異なるとのこと。 「それぞれの持ち味を生かした料理を楽しんでほしい」と話した。

東京都港区の紀伊国屋インターナショナルスーパーでハーブや野菜を栽培する店内温室
店舗で栽培したハーブの販売
店舗によっては、野菜売り場でハーブや野菜を栽培し、根を抜かずに販売している店舗もあります。
東京都港区にある紀伊國屋インターナショナルスーパーマーケットの野菜売場には、幅2メートル、高さ2メートルほどの店内温室が設置され、イタリアンバジルなどのハーブやスカーレットケールなどの珍しい葉物野菜を栽培している。
ヨーロッパの農業スタートアップであるInfarmが栽培・管理しています。 温室内の温度と照明は遠隔操作されています。 スタッフは、農産物の植え付け、収穫、店内での陳列を担当しています。
根ごと販売するハーブは香りがよく、リピーターも多い。 200円台で販売されています。
紀伊國屋書店や都内の株式会社サミットなど、スーパーマーケット10店舗に導入。