保育園などで園児が食べ物をのどに詰まらせる事故を防ごうと、こども家庭庁が食材ごとの注意点などをまとめた新たな手引を公表した。作成には保育事故の遺族も参加し、イラストや動画を活用して実用性を高めた。
- 保育園のおやつで息子失った母 事故ゼロ願い、国の手引をつくるまで
手引は、保育園の給食やおやつなどで「使用を避ける食材」をA4判1枚に整理。リスク要因を「粘着性が高く、飲み込みにくい」「球形や大きさから、気道に入りやすく、つまりやすい」「弾力性があり、かみ切りにくい」の三つに分け、当てはまる食材をイラストでまとめた。食育の重要性にも配慮し、工夫によってリスクが低減できるものは切り方や代わりに使える食材を併記した。
子どもの発達状況に応じた注意がいる食材は「調理を工夫する食材」としてまとめた。
保護者との情報共有のポイントも
例えば保育園のおやつで提供…