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昨年の島田地紅茶フェスティバルの様子=2024年2月18日、実行委員会提供
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 静岡県島田市や周辺で作られる紅茶を飲み比べたり、品種の特徴や香りなどをセミナーで学んだりできる「地紅茶フェスティバル」が16日、同市で開かれる。25軒の生産者と会話をして購入できるイベントは今年で2回目。今回は緑茶の試飲を加え、来場者の要望を受けてスイーツの出展数も充実させた。

 主催は島田市などの県内外の生産者らでつくる実行委員会。国内の紅茶産地が持ち回りで開く「全国地紅茶サミット」を2026年2月に島田市で開催することが決まり、プレイベントとして24年2月に初回を開くと、予想を超える約1800人が訪れた。

 市内で約20年前から紅茶を作る井村典生さん(48)は、出展する茶のイベントで変化を感じてきた。10年ほど前は採算が取れないほどだったが、最近は売り上げが伸び、産地など紅茶に詳しい愛好者が来場するようになったという。紅茶は香りを花や果物に例えるなど、緑茶に比べて表現の仕方が多様だ。「あの産地のお茶に似ている、と言われると、自分も飲んでみようと思う。お客さんとのやりとりで茶農家も成長できる」と井村さんは言う。

 地紅茶フェスは市民総合施設…

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