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 大リーグ・ドジャースの大谷翔平が19日(日本時間20日)、メジャー史上初めての偉業、シーズン50本塁打・50盗塁の通称「50―50」を達成した。パワーとスピードを異次元のレベルで兼ね備えた証しといえる。

 大リーグでシーズン50発以上を打ったのは、1920年にベーブ・ルース(ヤンキース)が54本塁打したのを皮切りに、昨季まで31人。そのうち、ブレイディ・アンダーソン(オリオールズ)とバリー・ボンズ(ジャイアンツ)がシーズン50盗塁を記録したが、50本塁打したのとは別のシーズンだった。

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 大谷は強靱(きょうじん)な肉体をいかにして作り上げたのか。それを、プロ野球・日本ハムの元トレーナー白水(しろず)直樹さん(45)に聞いた。

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都内でパーソナルジムを経営する白水直樹さん。ドジャース・大谷翔平のユニホームが飾られている

 一般的に、筋肉を増やして体を大きくすると、スピードにのった走りは難しくなり、けがのリスクも高まることが多い。だが、2013年に岩手・花巻東高から日本ハムに入団した大谷は、単純に体を大きくするのではなく、計画的に体づくりを進めてきた。投打の「二刀流」を実践するため、ベーシックな筋力トレーニングを積みながら、「効率のいい体の使い方」を意識したメニューをこなした。

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マーリンズ戦の六回表、ドジャースの大谷翔平は49号本塁打を放つ=2024年9月19日、米フロリダ州マイアミ、小林一茂撮影

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