記念撮影する受講生ら=2024年8月20日、山口市滝町の山口県庁、大室一也撮影

 米国の名門大学、スタンフォード大学とオンラインで結び、山口県内の高校生が英語力や積極性、リーダーシップを身につけるプログラムの開講式が20日、県庁であった。来年3月まで生徒30人が計10回講義を受け、英語でのディスカッションやプレゼンテーション能力を身につける。

 開講式には、英検準2級以上の英語力があり書類選考を通った生徒たちと、村岡嗣政知事、繁吉健志教育長が県庁で出席。同大の担当者2人がオンラインで出席した。

 同大のゲイリー・ムカイさんは「皆さんの好奇心が、特に世界の問題に対して、そして一般的に皆さんの人生におけるあらゆることに広がっていくことを望んでいます」と激励した。

 受講生を代表して下関西高校2年のフラック・美亜さん(17)が、SDGsには真剣に受け止められず、十分な注意が払われていない目標や問題が数多くあると指摘し、「全てを国のトップに丸投げすることはできません。私たちがリーダーシップを発揮しなければ」と英語でスピーチした。

 宇部高校1年の山田真大さん(15)は授業のほか、ワークブックや米国人歌手ブルーノ・マーズさんの歌を聞いて英語を勉強しているという。「外国やSDGs、グローバルなことに興味があります。英語を学ぶ授業と違い、英語で学ぶことができるので受講しました」と話していた。(大室一也)

共有
Exit mobile version