米コロンバスで開かれたISEFに参加した日本代表の生徒・学生ら=16日

 世界の高校生らが科学技術の自由研究の成果を競う「国際学生科学技術フェア(ISEF)2025」の表彰式が16日、米コロンバスで開かれ、日本の2研究(2人)が優秀賞に選ばれた。60を超える国・地域から約1700人が参加。日本からは17研究25人が出場した。

 優秀賞を受けたのは、横浜市立南高の西田優美奈さんによる「糸状藻類(アオミドロ/サヤミドロ)を用いたバイオ燃料及び土壌改良材の実用化に向けた基礎研究」(環境工学部門3等)▽筑波大付属駒場高の田中喜大さんによる「膜の破れによって生じ得るウォーターベルの変形」(物理学・天文学部門4等)。

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 西田さんは「今後、糸状藻類を用いたバイオ燃料と肥料の実用化をめざしていきたい」と話し、田中さんは「自分の好奇心から始めた研究が国際大会で通用したことは感無量」と語った。(所属はいずれも昨年度)

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