5日に開幕する第107回全国高校野球選手権宮崎大会（宮崎県高校野球連盟、朝日新聞社主催）のスローガンは「遥か未来へ 僕らの青は色褪せない」。県内の各高校から応募された中から最優秀賞に選ばれた都城西高3年の平沢津翔大さんの作品だ。また、大会パンフレット表紙画には妻高3年の地田侑多さんの作品が採用された。両作品は大会ポスターにも使われている。
地田さんの作品で、青を基調とした背景に組み込まれたのは「勝ちに向かってスイングしているようなシルエット」。その中に、笑顔で声を出し合う選手たちを描いて「優勝（目標を達成）した時の喜び」を表現した。表紙画採用に、地田さんは「時間をかけて細かく制作した努力が結果につながった」と喜んだ。
平沢津さんはスローガンについて、「試合をする野球部はもちろん、中・高生だけでなくどんな人にとっても、青春時代は色あせないもの。今大会に関わる人たちの青春の1ページが素晴らしいものになってほしいという思いを込めました」とコメント。出来上がったポスターを見て、「イラストにスローガンがとても合っているように感じてさらにうれしくなった」という。
そのほか、県高野連の募集に寄せられた中から次の皆さんの作品が優秀賞に選ばれた。（敬称略）
【スローガン】末原優咲（宮崎学園1年）▽佐伯澪架（高千穂1年）▽森山心晴（宮崎農2年）▽那須愛果里（日向2年）▽斉藤涼介（高鍋1年）【表紙画】中尾瑠莉（佐土原3年）
