大阪・関西万博では、高温多湿の二重苦が本格化している。東京よりも暑い大阪での「酷暑万博」をどう乗り切るか。来場者だけでなく、運営側も「最大限の警戒」で対応に当たっている。
大阪市の最高気温が今年最高の34.1度となった18日。大阪市此花区の万博会場は日傘を差す来場客で埋まり、休憩所には涼む人たちがごった返した。
記者が正午ごろに東ゲートから会場に入ると、体の表面が一気に暑くなっていく。肌着はすぐに汗でじっとりし、強い日光を頭に浴びてくらくらした。
ミストが出る扇風機を見つけ、思わず当たりに行った。その場に居合わせた大阪市の50代女性は、友人との待ち合わせ中に涼しさを求めてたどり着いたという。
「昨日、天気予報を見て思わ…