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高砂市長選で再選を果たし、市職員から花束を手渡される都倉達殊氏=2024年4月8日、高砂市役所、大久保直樹撮影

 兵庫県高砂市長選は7日投開票され、無所属現職の都倉達殊氏(64)が、無所属新顔で元市主幹の石本玲子氏(47)と維新新顔で元市議の赤井浩康氏(65)の2人を破り、再選を果たした。投票率は40・25%(前回40・00%)だった。

 都倉氏は「未来に向けて市の発展と市民が安心して暮らせる町づくりをめざす」と主張。播磨臨海地域の産業振興や高砂市民病院の経営改革、山陽電鉄主要駅の周辺整備などを公約に掲げた。

 都倉氏は元高砂商工会議所副会頭。選挙戦では自民党の国会議員や県議、市議らが駆けつけ、業界団体の推薦も得て組織戦を展開。2市2町による広域ごみ処理施設整備など4年間の実績を強調し、支持を固めた。

 石本氏は市職員の経験を踏まえ、「市政の決断で未来は確実に変わる」と市政刷新を主張。自転車で回り、幅広い支持を訴えたが及ばなかった。

 赤井氏は商業施設跡地の活用などを掲げた。維新県議らの支援も受けて、県内初の維新公認首長を目指したが、支持が広がらなかった。(大久保直樹)

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