「第12回全国高校生手話パフォーマンス甲子園」で演技する済美平成中等教育学校・松山聾学校・宇和特別支援学校=2025年9月14日午前10時42分、鳥取県倉吉市、上田潤撮影

 高校生が手話の表現力を競う「第12回全国高校生手話パフォーマンス甲子園」が14日、鳥取県倉吉市で開かれた。動画審査などによる予選を通過した12都府県16チーム(21校)の計約150人が出場。最長8分の制限時間内で、創造性豊かな生き生きとした演技を披露した。

 2部門に各8チームが出場。「演劇・コント・ポエム等部門」では熊本聾学校(熊本県)が3年連続4回目の優勝、「ダンス・歌唱部門」では神戸野田高校(兵庫県)が初の頂点に輝いた。

 手話甲子園は、全国に先駆けて2013年に手話言語条例を制定した鳥取県が、手話の普及などを目的に14年から毎年開催している。

 例年、秋篠宮家の次女佳子さまが出席しており、今年の開会式では「チームの仲間と心を通い合わせたパフォーマンスで、チームの思いがしっかりと伝わるよう応援しています」と手話で激励。客席で演技を観覧し、終了後は受賞者と手話で懇談した。

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