鹿児島実の宮下正一監督(左)と主将の宮下正太郎

(14日、第107回全国高校野球選手権鹿児島大会2回戦 鹿児島実10―0甲南)

 夏の甲子園に20度出場した鹿児島実は、監督と主将の親子で3年ぶりの聖地をめざしている。

 主将の宮下(3年)は五回に代打で登場。1回戦に続いて適時打をマークし、2試合連続のコールド勝ちに貢献した。子どもの頃は寮で歴代の選手たちと遊び、「自然と鹿実のユニホームにあこがれた」。自身も主将だった卒業生の宮下監督は「完全に監督と選手という関係。この3年間、親子という気持ちはない」ときっぱり。ただ、「チームを鼓舞してくれる選手」とも。

 宮下は、高校で「お父さん」が「監督さん」に変わった。それでも入学時から変わらない思いがある。「父と一緒に甲子園に行きたい」=鴨池市民

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