国本はる乃「亀戸梅屋敷の会」

 浪曲(浪花節)は浪曲師1人では上演できない。舞台上手には曲師(三味線)。曲師は音楽部分、即(すなわ)ちメロディー、ハーモニー、リズムの要である。さらに舞台袖では拍子木を打つ者が後見として必要だ。

 舞台設営も正面には「テーブル」、その下手側には「湯呑(ゆのみ)置き」、背後には「椅子掛け」と呼ばれる…

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