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米ホワイトハウスで2017年11月2日、米連邦準備制度理事会(FRB)の議長に指名され、話すパウエル氏(右)とトランプ米大統領=ロイター

 21日の米ニューヨーク株式市場で、主要企業で構成するダウ工業株平均は前週末の終値より971.82ドル(2.48%)下落し、3万8170.41ドルで取引を終えた。下げ幅は一時1300ドルを超えた。トランプ米大統領が、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長への批判を強めており、金融政策の先行きに対する不安が広がっている。

 米大企業を幅広く網羅するS&P500指数は、2.36%下落した。半導体大手のエヌビディアが4.51%下げるなど、ハイテク株が大きく値下がりしたほか、幅広い銘柄に売りが広がった。

 トランプ氏は21日、自身のSNSに再びパウエル氏批判を投稿。「インフレはほぼ存在しない。ただ、遅すぎる男、敗者が今利下げをしない限り、経済は減速しうる」などと主張し、再び利下げを迫った。

 トランプ氏はパウエル氏にた…

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