国内唯一の国際女性映画祭「あいち国際女性映画祭」が、11日から名古屋市で開かれる。30回目となる今回は、会期を5日間に拡大し、世界初公開を含む42作品が上映される。15日まで。
今年は、日本映画を牽引(けんいん)する三島有紀子さんがアンバサダーに就任。三島さんが監督を務める「繕い裁つ人」のほか、愛知県出身の俳優奥田瑛二さんが監督を務める「長い散歩」なども上映される。
30回記念特別企画としては、世界最古の歴史を持つ女性映画祭のひとつであるフランスの「クレテイユ国際女性映画祭」、世界最大級の女性映画祭である「ソウル国際女性映画祭」と連携する。両映画祭に出品された日本未公開作品が上映されるほか、ゲストを招いた国際シンポジウムなども予定されている。
そのほか、「女性監督の先駆者たち」と題して、国内外の先駆的な女性監督の作品も上映する。
会場はウィルあいち(名古屋市東区)とミッドランドスクエアシネマ(同市中村区)。前売り、当日券とも1300円(ウィルあいち上映作品の前売り券は1千円)。障害者、3歳以上の子ども、学生(学生証提示)は600円。詳細は公式ホームページ(https://www.aiwff.com/2025/)。