日本も同性カップルが結婚できる国になるのか。異性同士の結婚しか認めない法制度を憲法違反とする司法判断が続いている。3月25日までに全国五つの高裁が「違憲」判決を出した。海外でも裁判や市民運動の結果、行きつ戻りつしながら同性婚を実現させた。
世界では今年1月時点で、39の国・地域が同性婚を可能としている。
日本での同性婚実現をめざし活動するNPO法人EMA日本(東京都)によると、オランダが2001年、世界で初めて同性婚を法制化。カナダ(05年)、南アフリカ(06年)、アルゼンチン(10年)、ニュージーランド(13年)など各地へ広がってきた。19年には台湾がアジア初となり、今年に入りタイも続いた。
国を二分するような議論をへて、全国で同性婚を可能としたのが米国だ。
米国では1990年代、相続権や親権など結婚と同等の法的保障を得られる「ドメスティック・パートナーシップ」の対象が、一部の州で同性カップルにも広がった。だが、保障される権利は州レベルのみ。結婚できれば、連邦政府が管轄する権利も保障される。
一方、連邦政府は96年、結婚は男女に限るとする「結婚防衛法」を施行。これを機に、全米で同性婚を求める運動が活発になった。
運動を率いたカップルの1組…