栃木県小山市に甘党を引きつける場所がある。その名も「おかしパーク」。和菓子を製造する工場と直売所があり、食べ放題などのコーナーも設けられている。どんなところなのか、足を運んでみた。
JR小山駅から東に2キロほど離れた場所におかしパークはある。そこは北関東を中心に和菓子店を展開する「蛸屋(たこや)」の本社でもあった。上村信夫社長(54)は「和菓子の魅力を伝えたい。和菓子を通してお客様の笑顔を集めたい」と話す。
蛸屋は1963年に小山市で開店。一時は130店舗ほどあったが、経営に行き詰まり、2017年に会社更生法の適用を受けた。経営を引き継いだのが北関東や千葉、埼玉両県で和食レストランなどを展開する飲食チェーン「坂東太郎」(茨城県古河市)だ。再出発した蛸屋は現在、工場直売所を除いて35店舗を運営。おかしパークも会社再生の中で誕生した。
■「食べ放題」や「詰め放題」…