育休取得者の応援業務に勤勉手当を加算する制度のイメージ=伊勢崎市提供

 働きがいのある職場で安心して働けるように、群馬県伊勢崎市は育児休業などで不在の職員の業務を代わりに担った職員に対し、勤勉手当を加算する制度を新しく導入した。市によると、県内では初の取り組みで、全国的にも珍しいという。

 対象となるのは、産前産後の休暇や育児休業を取得している職員がおり、1カ月以上にわたって代替の職員の配置がない職場。所属長が貢献度を評価したうえで、最大4人の応援職員に対し、1カ月当たり月額給料の3%を賞与に加算する。

 今年12月の賞与から適用し、今後、利用状況を見ながら実態に見合った制度のあり方をさらに検討していくという。

 市職員課は「職員同士が気持ちよく助け合えるような関係性を築きたかった。お互いさまの精神を大切にしながら育休取得ができる職場づくりを進めていきたい」と話している。

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