福井県

 福井県敦賀市の手(た)の浦海水浴場で3日午後5時15分ごろ、浅瀬にいた三重県四日市市の小学5年生の男児(10)が野生のイルカに右手の中指と薬指をかまれ、20~30針縫う1カ月の重傷を負った。

 敦賀海上保安部によると、男児は家族で遊びに来ており、水中で何かが近づくのに気づいて浜に上がろうとしたが、かまれたという。

 現場は敦賀半島の東岸にあり、7月21日に半島北岸の白木海水浴場(敦賀市)で男子中学生が、26日には半島西岸の竹波海水浴場(美浜町)で20代男性が指や手をイルカにかまれ、軽いけが。県内の海水浴場でイルカにかまれる事故は今夏3件目となった。敦賀海保はイルカが現れたら絶対に近づかず、すぐに海から上がるよう呼びかけている。(佐藤美千代)

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