サッカー女子のWEリーグは17日、最終節があり、日テレ・東京ヴェルディベレーザが初優勝を果たした。
主力が毎年のように海外移籍で離れる宿命を抱える名門クラブは、長い時間と再生の道を経て、王座を奪還した。
クラブが創設されたのは1981年にさかのぼる。
前身大会を含めた国内リーグの優勝は過去17度、皇后杯全日本女子選手権は16度。早くから下部組織の「メニーナ」を立ち上げ、選手育成を進めてきた。現在も日本代表選手の多くが、このクラブの出身だ。
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サッカーを30年以上にわたって取材してきた潮智史記者が独自の視点でつづるコラムを連載でお届けしています
能力の高い選手が輩出するからこその痛みも味わってきた。
実績を残した選手が海外移籍を繰り返し、国内リーグのタイトルを手にしたのは2019年のなでしこリーグ(WEリーグの前身)が最後。21~22年シーズンから始まったWEリーグでは3季続けて優勝を逃してきた。
19年にリーグ優勝したとき…