4月12日、土曜日。
午前9時、大阪府の守口市と摂津市を結ぶ鳥飼大橋から、記者を含む8人が淀川の河川敷を歩き始めた。ゴールは二十数キロ先、東大阪市にあるキリスト教の教会だ。
昨年3月23日も、大阪大名誉教授のジェリー・ヨコタさん、英語教師でアーティストのラモン・ロメロさんと、同じように淀川の河川敷を歩いていた。イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃が止まるようにと祈る「ガザ停戦巡礼」の同行取材だった。
そのときの行程はガザの南北とほぼ同じ距離の約40キロ。10時間かけてゴールしたとき、足は棒になっていた。
あれから1年。
一度は停戦に至っていたが…