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 松江市と出雲市を結ぶ一畑電車(本社・出雲市)が、神社や寺院などの参拝を証明する「ご朱印」の鉄道版「鉄印」を販売中だ。第1弾と第2弾があり、いずれも出雲大社前駅の売店で、税込み300円で記帳してもらえる。

 鉄印は地方鉄道の利用促進などを目指し、2020年7月から全国各地の鉄道会社で販売されている。今回は中国・四国エリアの鉄道会社12社が協力し、専用の「鉄印帳」(税込み1800円)と各社オリジナルの鉄印を販売している。

 一畑電車の鉄印はいずれも縦13センチ、横10センチ。6月下旬に発売した第1弾は、出雲弁の「のってごしなってだんだん(ご乗車ありがとうございます)」の文字とともに、出雲大社をイメージしたしめ縄、同社でかつて使われていた「丸一マーク」、愛称の「ばたでん」などが描かれている。

 第1弾が好評だったため、8月中旬に発売した第2弾は、戦前から2009年まで走っていた引退車両「デハニ50形」が、たくさんの雲(八雲)の中を走っている幻想的な姿をイメージした。

 同社の担当者は「全国の方に記帳に来てもらい、ローカル鉄道が頑張っていることを知ってほしい。鉄印を機に、乗客数も増えてくれたら」と話している。

 鉄印の記帳には、鉄印帳と同社の乗車券の提示が必要。問い合わせは同社(0853・62・3383)へ。

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