(14日、第107回全国高校野球選手権和歌山大会2回戦 田辺工6―1神島)
和歌山県田辺市同士の初戦が、昨年の106回大会と同じく「ご近所対決」となった田辺工―神島。昨年4―6で敗れた雪辱を期した神島の吉田大和主将(3年)だったが、及ばなかった。
2点先制された一回裏1死一、三塁の場面で打席が回ってきた。走者を何とかかえそうと振った打球はショートゴロに。それでも、三塁走者が生還し、1点を返した。
しかしその後、チームは三者凡退を繰り返した。六回には安打と四球で満塁の好機をつくったが、あと1本が出なかった。
試合後、「やってきたことを全部出せた」と話した吉田主将。「でも、やっぱり悔しい。田辺工には、おれらの分もがんばってほしい」。試合を振り返るにつれて、思いがどんどんこみ上げてきた。