過疎が進む人口2万人弱の高知県須崎市で、市公式マスコット「しんじょう君」を運営する会社が事業を急拡大している。
地元のふるさと納税を増やした実績を買われて、他自治体からの協力要請が相次ぎ、4人で始めた会社は4年で社員151人に。
「東京より稼げて、楽しくて、かっこいい仕事をする」を合言葉に、来春までにさらに95人を採用する計画だ。
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2016年のゆるキャラグランプリで優勝したしんじょう君を生み出したのは当時、市職員だった守時健さん(38)。
そのPR効果で須崎市のふるさと納税寄付額を年間200万円から20億円に増やした。
守時さんが20年に市を退職して、起業したのが株式会社「パンクチュアル」(資本金103万円)。人事異動に左右されずにゆるキャラ、ふるさと納税事業を安定運用するのが狙いだった。
起業直後、新型コロナウイル…